多言語ドメインがもたらすもの

株式会社ほげほげふがふが.jp

なんてドメインを取ったら、そのPunycode

xn--v8jaqa9ob1bb2661eem7au6ub10c.jp

になるわけで。

サブドメインも日本語とか、ホスト名も日本語に、とかなると、もっとすごいことになるわけです。

RFCにおいて、FQDNの最大長はたしか決まっていたと思うのですが、それを無視しようと思えばできてしまう可能性がそこには秘められています。

そうなると何が起こるかというと、最悪の場合はTCPへのフォールバックが発生するわけで。

DNSサーバアプリケーションを最新版にしてENDS0を有効化することでDNSサーバ的には回避可能ですが、利用しているFireWall等、通信制御を行っている機器がうんこな場合、これを不正なUDPパケットとみなして、最終的にTCPへフォールバックしてしまう可能性も否定できません。

そんな状態が多発すると、DNSサーバにかかる負荷はとんでもないことになります。

幸いにも日本語ドメイン名そのものの利用率(not取得数)はそれほどでもないので、みんなそれを心配する必要は今のところないのかも、ですが。

そういう危険性を把握した上で多言語ドメインは利用しましょう。というお話。

そもそも、多言語ドメインなんて使わないのが一番。