手書きPOP - 日常的。

手書きPOP大好き人間です。

家電量販店で見かける量産POPはあんまり好きじゃないのですよね。

売ってる人の気持ちというか、商品に対する熱意が見えないので…

秋葉原とかその辺のショップで見かける手書きポップが大好きなのです。

POPの極意は

にあるんでないかなーと思うのですが、いかがでしょう。

業界によって、POPの立ち位置というのは微妙で、例えば家電量販店の場合は

が重要になるでしょう。

が、こと趣味の世界となる秋葉原周辺のショップの場合、価格はどのお店も同じようなことが多いので、POPで表すものは、この商品がいかに面白いか、といったところになると思うのです。

これって、すごく難しいと思うのですよ。

実際に商品で遊んでみた、使ってみた、読んでみた、という経験を元にしないと、なかなか書きにくい。

実際私が秋葉原で働いていた時は、そういう結果得た感想を1～2行書き添えていました。

今の秋葉原にある書店や同人ショップ、各店舗を見てると、やっぱりそういうPOPが多いのですよね。

商品を買う選択権はお客にある訳ですので、いかにしてその選択権をこちら側に向けさせるか、を考えたとき、一番効果的にな内容というのが、そういうところに落ち着くのは、もはや自明の理といいますか。

さて、書くべき内容が決まったのはいいことなのですが、問題はその表現結果なのです。

内容も面白い、配置もそこそこ見やすい、でも字が汚い…orz

特に男性向けゲームショップや同人グッズショップなんかを見ているとそう思うこと頻りなのです(´･ω･`)

POP作成の極意は、

だと思ってます。そこを意識すると綺麗なPOPが作れるかもしれません。少なくとも私はそうしてました。

　使い古しのPOP用紙を裏紙にして、新しいPOPのデザインを考える。ついでに下書きして練習しておくと、失敗する確率は断然減ります。そしてなにより綺麗に仕上げられますよね。

ペンの使い方は人それぞれなので、お店が用意してくれていたPOP作成用ペンとかは使えなかった。

誰かが使ったペンというのはペン先がボロボロだったり、よく使う色(黒/赤/青)なんていうのはインクが切れかかっていたりすることも多くて、使う気になれなかったのです(;´д`)

(さらに、お店のコスト削減を考えると、まず切られるのがこれらの文房具が槍玉に…)

POP作成時のペンの使い方というのはすごく重要で、特に筆圧が高いとポスカのペン先をすぐダメにしてしまうのです。

筆圧を小さくするためにペンを持つ力を弱めると、今度は書く文字そのものがふらふらして悪筆になっちゃう。

POPの出来栄えをよくしつつ、ペンの寿命を長くする努力というのは、POP職人には絶対必要です。

(POPのコストが高くなってしまうと、お店の経営にも影響するし)

あー、字の汚さは日ペンの美子ちゃんでもなんでも。幸い私は昔から丸文字だったので(そういう世代だったというのもあるw)、その辺の苦労ってあんまりなかったのですが…他店のPOPを観察するのもいいかもしれません。

あとはね、字を綺麗に書くテクニックというのもあります。

平たいペン先の蛍光ペンで、文字を書くときのテクニックがまさにそうです。

なんかを読むと、常に同じ太さで、とありますが、これってなかなか難しいのです。

大きなPOPを書くときには使える技術なのですが、小さなPOPを書くには向かないですよね。

なので、ペン先の方向を変えない癖をつけるのが重要です。どういうことかというと、こんな感じ。

ペンを途中で回転させないのがポイントなだけなのですが。

これなら、比較的小さな字を書くときでも使えます。

極めようと思ったら、ペン先を削って、より細く書けるペンにする必要もあります。

そーゆー訳でペン先のメンテナンスもしなきゃいけなくなるので、自分用のPOP作成グッズは常に自前で用意してました。他人に使われてうっかりペン先を潰されたら涙目だし、他の人の迷惑にもなりたくないので。

黒/赤の三菱ポスカ(発色サイコー)とか、いろんな色の蛍光ペン(多色揃って、しかも安い！)、コピックマルチライナー(蛍光ペンで書いた文字の縁取りや、コメント書いたり…滲まなくて太さが常に安定してるスグレモノ！)あたりを愛用してたなぁ。

今書くなら、それらにプラスして、カラフルなゲルインクボールペンもチョイスしたい！

目的意識なく入店したお客の財布を緩めるためのPOPは、

ように書き、配置して、興味を持たせる。これが重要。というか、それがPOPの本質的な役割だと思うのですよ。

すてきなPOPで庶民の財布を緩めることができたら幸いですw